「国際電話番号からの詐欺電話が増えている」というニュースを見て、「詐欺対策 by NTTタウンページ」というアプリが気になった方も多いのではないでしょうか。 NTTタウンページとトビラシステムズが共同開発し、警察庁の推奨制度で認定を受けた無料アプリで、 2026年3月の提供開始からわずか100日ほどで累計100万ダウンロードを突破しています。 機能自体はシンプルですが、初期設定の途中でいくつか許可を求められる画面があり、 ここでつまずいて設定を諦めてしまう方もいます。順番に、丁寧に進めていきましょう。
このアプリでできること
- 特殊詐欺に使われた疑いのある電話番号からの着信を自動で判別し、 警告表示または着信の遮断を行う
- 約500万件の企業・店舗データ(iタウンページ)をもとに、 電話帳に登録していない相手でも、企業名などが着信画面に表示される
- 海外からの着信・非通知・公衆電話など、リスクの高い着信をまとめてブロックできる
- 警察庁が発信する最新の詐欺の手口・注意喚起をアプリ内で受け取れる
対応環境はiOS 15以上/Android 10以上です。ダウンロード・利用ともに無料で、 月額料金や登録情報の売買はありません。
ダウンロード方法
iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playストアで 「詐欺対策 by NTTタウンページ」と検索してください。 警察庁の公式サイトにも、正規のダウンロード先へのリンクが掲載されています。SMSやメールで送られてきたリンクからではなく、必ずApp Store・Google Playストア内の検索からダウンロードするようにしましょう(これ自体が偽サイトに誘導される詐欺の手口になり得るためです)。
iPhoneでの初期設定手順
- アプリを起動すると通知の許可を聞かれます。 警察庁からの注意喚起を受け取るため、「許可」を選びます
- 簡単な機能説明の画面が続くので、内容を確認しながら進みます
- 画面の案内にしたがって「電話アプリの設定」を選び、「有効化する」をタップします
- ここでiPhone本体の設定画面に移動します。 「着信拒否設定と着信ID」という項目が表示されるのでタップし、 「詐欺対策 by NTTタウンページ」のスイッチをオンにすることで、 着信時にこのアプリの警告表示が働くようになります
- アプリに戻り、「データベース更新」をタップして最新の要注意番号リストを取得します
- 最後に「要注意番号からの着信を遮断する」をオンにすれば設定完了です
iPhoneは仕組み上、他社のセキュリティアプリと同様に「本体設定」側でオンにする一手間が必要です。 ここを見落として「アプリを入れたのに警告が出ない」となるケースが多いので、必ず確認してください。
Androidでの初期設定手順
- アプリを起動し、通知の許可を選びます
- チュートリアル画面のあと、データの取り扱いと利用規約への同意画面が出るので確認して進みます
- 続けて3つの権限許可を求められるので、順番に「許可」を選びます
- 電話の発信と管理
- 通話履歴へのアクセス
- 連絡先とアカウントへのアクセス
- 「詐欺対策 by NTTタウンページ」を発信者番号表示・迷惑電話アプリとして設定する画面が出るので、 案内にしたがって設定します
- 続けてデフォルトの通話転送アプリとして設定するか聞かれるので、 「設定する」を選びます
- 設定が終わるとホーム画面が表示されます
- 仕上げに「メニュー」→「環境設定」→「着信時の動作設定」を開き、 「海外からの着信」を「遮断する」に変更しておくと、 国際電話を使った詐欺への備えがより強固になります
Androidは権限の許可ダイアログが多めですが、 すべて着信の判別・警告表示に必要な権限です。焦らず一つずつ「許可」を選んで進めてください。
設定中に不安になったら、いったん立ち止まってOK
「連絡先へのアクセス」「電話の管理」など、聞き慣れない権限の許可を求められると不安になるかもしれません。 これらはいずれも着信時に相手の情報を照合し、警告を表示するために必要な権限で、 このアプリ自体は警察庁の推奨制度で認定されている正規のものです。 ただし、操作に自信がない場合は、家族が一緒に画面を確認しながら設定するのが安心です。 万一、案内のとおりに進めても分からなくなった場合は、いったんアプリを閉じて、 あらためて家族と一緒に最初からやり直せば問題ありません。
設定できたか確認する方法
設定後は、ホーム画面や「データベース更新」ボタンの表示で、最新の更新日時が表示されているかを確認しましょう。 更新が古いままの場合は、Wi-Fiに接続した状態で「データベース更新」をもう一度タップしてください。 実際に不審な番号からの着信で警告が表示されるかどうかは日常の中でしか確認できないため、設定直後は身近な人に協力してもらい、テスト着信をしてみるのも一つの方法です。
親・シニアのスマホに入れてあげるときのポイント
- 権限の許可ダイアログが続くと戸惑いやすいため、できれば家族が横で一緒に進める
- 設定後に「知らない番号から電話が来たら、出る前に画面の表示を確認してね」と一言伝えておくと安心
- アプリを入れたことに安心しきらず、 「知らない番号には出ない」「お金の話が出たら家族に確認する」という基本の対策もあわせて伝える
まとめ|警察庁推奨アプリは強い味方、ただし過信は禁物
- 「詐欺対策 by NTTタウンページ」は無料・警察庁推奨制度認定の詐欺電話対策アプリ
- ダウンロードは必ずApp Store・Google Playストア内の検索から行う
- iPhoneは本体の「着信拒否設定と着信ID」をオンにする一手間が必要
- Androidは複数の権限許可に順番に「許可」を選べば設定できる
- 設定後も「知らない番号には出ない」などの基本の心がけと組み合わせるのが安心