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詐欺・悪質商法対策2026.07.05 公開

パソコンに突然「ウイルス感染」の警告音!サポート詐欺の手口と、電話してしまった時の対処

この記事は約5分で読めます

パソコンでネットを見ていたら、突然大きな警告音とともに 「ウイルスに感染しました」「個人情報が漏洩する危険があります」という画面が表示され、「今すぐこの番号に電話してください」と出た——それは、実在のウイルス感染ではなく、 電話をかけさせてお金をだまし取る「サポート詐欺」の可能性が高いです。 大きな音と赤い警告表示に驚いて、つい電話してしまう方も少なくありません。 落ち着いて対応するための手口と対処を、中立的に整理します。

サポート詐欺とは

サポート詐欺は、パソコンの画面に偽の警告を表示させ、 「マイクロソフト」「セキュリティサポートセンター」などを名乗る偽のサポート窓口に電話をかけさせる手口です。 電話に出た相手は、パソコンを直そうとしていると見せかけて遠隔操作ソフトをインストールさせ、 「修理費」「サポート費」の名目でお金を要求してきます。 本物のセキュリティ警告が、電話番号への発信を求めることはありません。

典型的な流れ

  • ① ネット閲覧中にけたたましい警告音とともに、赤や青の全画面警告が表示される
  • ② 「ウイルス検出」「個人情報が盗まれる危険」などの文言と、電話番号が大きく表示される
  • ③ 電話すると「マイクロソフトのサポートです」などと名乗り、遠隔操作ソフトの導入を指示される
  • ④ パソコン画面を見せながら「これがウイルスの証拠」と不安をあおり、修理費・サポート契約費を請求される
  • コンビニで電子マネーを購入させる、または銀行振込・クレジットカード決済で支払わせる

手口①|警告音と全画面表示で冷静さを奪う

サポート詐欺の警告画面は、ブラウザの機能を悪用して表示される偽物です。 大音量の警告音、点滅する赤い文字、「画面を閉じないでください」という表示などで強い焦りと恐怖を演出し、冷静に確認する時間を与えないようにしています。 実際にウイルスに感染していなくても、この画面自体は表示されることがあります。

手口②|遠隔操作ソフトを入れさせる

電話をかけると、相手はパソコンを「調べる」という名目で、AnyDeskやTeamViewerなどの遠隔操作ソフトをインストールするよう指示してきます。 これを許可すると、相手はあなたのパソコンを自由に操作できる状態になり、 ネットバンキングの画面を開かせて不正送金される被害も報告されています。

手口③|電子マネー・コンビニ払いを指定してくる

「修理費」「年間サポート費」などの名目で、数万円単位のお金を請求してきます。 支払い方法としてコンビニで電子マネー(プリペイドカード)を購入させ、カード番号を伝えさせる方法や、 クレジットカード決済を求めるケースが典型的です。 正規のメーカーやセキュリティ会社が、電話一本で急に高額な費用を請求することはありません。

警告画面が出たら、電話をかける前にすること

警告画面が出ても、表示されている電話番号には電話しないでください。 画面を閉じるには、Alt+F4キー(Windows)でブラウザを閉じるか、 それでも消えない場合は強制的にパソコンを再起動します。 再起動後にブラウザを開く際は、前回のセッションを復元しないようにすると、同じ画面の再表示を防げます。 不安であれば、契約しているセキュリティソフト(Windows標準のセキュリティやウイルス対策ソフト)であらためてスキャンし、実際の感染がないか確認しましょう。

すでに電話してしまった・遠隔操作を許可してしまったときの対処

  • 遠隔操作ソフトをすぐに終了・アンインストールし、パソコンをネットワークから切り離す (Wi-Fiを切る・LANケーブルを抜く)
  • ネットバンキング・クレジットカードのパスワードを変更し、 該当する金融機関に連絡して不正利用がないか確認する
  • 相手にパソコンを見せながら操作した場合は、保存されているID・パスワードの流出を疑い、 主要なアカウント(メール・ネットバンキング・ショッピングサイトなど)のパスワードを変更する
  • お金を支払ってしまった場合は、電子マネーの発行会社・クレジットカード会社に すぐ連絡し、利用停止や返金の可否を確認する

まとめ|警告画面は「電話させるための罠」

  • けたたましい警告音つきの全画面表示は、本物のウイルス検出ではなく詐欺の入口
  • 表示された電話番号には絶対に電話しない。Alt+F4か再起動で閉じる
  • 遠隔操作ソフトの導入・電子マネーでの支払い要求が出たら詐欺と確信してよい
  • すでに操作を許可・支払ってしまった場合は、ネットワーク切断とパスワード変更を急ぐ
  • 一人で抱え込まず、早めに公的な窓口へ相談する

電話してしまった・お金を払ってしまったときは、早めに相談を

サポート詐欺の被害や不安は、IPA(情報処理推進機構)安心相談窓口で相談できます。 お金に関わるトラブルは最寄りの消費生活センター(局番なし「188」)、 詐欺の疑いが強い場合は警察相談専用電話「#9110」にも相談できます。 焦って一人で対処しようとせず、早めに専門の窓口に連絡することが被害を抑える一番の近道です。

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この記事を書いた人

みのり

元銀行員・FP3級。住宅ローンや高齢者向け金融商品の相談窓口での経験をもとに、 家賃・住宅・相続・保険など「お金のトラブル」をわかりやすく解説しています。

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