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住宅ローン・持ち家2026.06.15 公開

50年住宅ローンの「完済年齢」と団信、「元金が減らない」リスク【シリーズ②】

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50年ローン解説シリーズの第2回です。 第1回では、月々が安くなる仕組みと、その分だけ総返済額(利息)が大きく増えるリスクを見てきました。 今回は、毎月の返済額だけを見ていると気づきにくい「完済するときの年齢」と「団信」、そして「元金が減らない」リスクを解説します。

リスク①|完済するときの年齢が高くなる

30歳で50年ローンを組むと、完済するのは80歳です。 35歳で組めば85歳まで返済が続きます。 多くの会社員は60〜65歳で定年を迎えるため、定年後の15〜20年間も返済が残る計算になります。

退職後は収入が年金中心になり、現役時代より家計に余裕がなくなるのが一般的です。 「退職金でまとめて返せばいい」と考えていても、 老後の生活費や医療・介護の備えに回す必要が出てきて、思うように繰り上げ返済できないことも少なくありません。 返済が老後まで長く続くこと自体が、50年ローンの大きなリスクです。

団体信用生命保険(団信)にも注意

住宅ローンの多くは「団信」に加入し、契約者が亡くなった場合などにローンが完済される仕組みです。 ただし団信には加入できる年齢の上限(完済時80歳までなど)があり、 高齢になってからの借り入れや、健康状態によっては加入できないことがあります。 団信が使えないと、万が一のときに残された家族へ返済が引き継がれてしまうおそれがあります。

リスク②|元金がなかなか減らず、売りたくても売れない

返済期間が長いローンは、最初のうちは返済額の多くが「利息」に充てられ、 元金(借りた金額そのもの)がなかなか減りません。 その結果、数年〜十数年たってもローン残高が家の価値を上回る状態(担保割れ)が続きやすくなります。

この状態になると、転勤・離婚・収入減などで家を手放したくなっても、 売却額だけではローンを返しきれず、差額を自己資金で埋めなければ売れない、という事態になりがちです。 50年ローンは「身軽に住み替えづらくなる」リスクも抱えていると言えます。

担保割れになっていないかを知るには、まず自宅の今の価値(売却相場)を把握することが第一歩です。 ローン残高と現在の価値を比べておくと、いざというときの判断がしやすくなります。 相場を知るだけなら、無料の一括査定で複数社の見積もりを比べる方法があります。

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次回の最終回では、50年ローンでもっとも気をつけたい 「予算オーバーの家を買ってしまう」落とし穴と、 「親子リレーローン」「変動金利」のリスク、そして契約前に確認したいチェックポイントをまとめます。

この記事はシリーズ全3回の第2回です

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この記事を書いた人

みのり

元銀行員・FP3級。住宅ローンや高齢者向け金融商品の相談窓口での経験をもとに、 家賃・住宅・相続・保険など「お金のトラブル」をわかりやすく解説しています。

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