買い物やカード払い、アプリやポイントサイトでコツコツ貯める「ポイ活」。 うまく付き合えば家計の助けになりますが、やり方次第では「貯めるつもりが、かえって損していた」ということも起こります。 ポイ活を否定するためではなく、ムダや危険を避けて上手に使う視点で中立的に整理します。
ポイ活とは?
ポイ活は「ポイント活動」の略で、 買い物やキャッシュレス決済、クレジットカード、アプリ、ポイントサイトなどを通じてポイントを貯めて活用する取り組みのことです。 日常の支払いで自然に貯まる分には便利ですが、「ポイントを稼ぐこと」自体が目的になると、 思わぬ落とし穴にはまりやすくなります。
落とし穴①|ポイント目当てで「出費が増える」本末転倒
「あと〇〇円買えばポイント◯倍」「今日はポイント高還元デー」につられて、必要のないものまで買ってしまう——これがいちばん多い失敗です。 たとえば1000円多く使って100ポイント貯めても、差し引き900円のマイナスです。 ポイントは「割引」であって「もうけ」ではない、と意識しておきましょう。
落とし穴②|「高還元」の裏にある条件
「10,000ポイント進呈」といった大きな還元の多くには、高額商品の購入・有料サービスの申し込み・サブスク登録・カード発行などの条件が付いています。 ポイントはもらえても、毎月の支払いが増えたり、解約を忘れて課金が続いたりすれば、 トータルでは損になりかねません。「何をすればもらえるのか」を必ず確認しましょう。
落とし穴③|ポイントサイトの「案件」「友達紹介」の注意点
ポイントサイト経由でサービスに申し込むとポイントがもらえる「案件」では、多くの会社に個人情報が渡ったり、メールや電話の勧誘が増えたりすることがあります。 また「友達紹介で稼げる」という仕組みにのめり込み、家族や知人にしつこく勧めてトラブルになるケースもあります。 登録先や入力する情報は慎重に選びましょう。
落とし穴④|「時間の浪費」になっていないか
毎日いくつものアプリにログイン、アンケートやゲームで数ポイント……と頑張っても、時給に換算すると数十円ということも珍しくありません。 その時間を使えば、もっと効果の大きい固定費の見直しができることも。労力に見合っているかを一度立ち止まって考えてみましょう。
落とし穴⑤|ポイントの「有効期限・改悪・失効」
ポイントには有効期限があるものが多く、気づかないうちに失効することがあります。 また、サービス側の都合で還元率が下がったり(いわゆる「改悪」)、ルールが変わったりすることも。 「貯め込む」より、こまめに使う方が結局トクなことが多いです。
「簡単に稼げる」をうたう悪質なものに要注意
「スマホだけで毎日〇万円」「友達を誘うだけで稼げる」など、うますぎる話には注意が必要です。 個人情報やクレジットカード番号をだまし取る、登録料・情報商材を買わせる、 といった詐欺やマルチ商法につながるものもあります。先にお金を払わせる・クレカ情報を入力させるものは特に警戒し、安易に登録しないようにしましょう。
賢く付き合うコツ
- ふだん必ず使う支払い(公共料金・スーパー・通信費など)に絞って貯める
- カードや決済をあれこれ増やさず、メインを1〜2枚に集約する
- ポイントは貯め込まず、期限内に使う前提で考える
- 高還元の案件は条件(有料登録・解約忘れ)を確認してから判断する
- 個人情報・クレカ情報は信頼できる相手にだけ。うますぎる話には乗らない
まとめ|ポイントは「割引」、生活の主役にしない
- ポイント目当てのムダな出費は、貯めた以上に損をする
- 高還元には条件があり、サブスクやカードの増えすぎに注意
- 個人情報の渡しすぎ・時間の浪費・失効にも気をつける
- 「簡単に稼げる」系は詐欺・悪質商法の入り口になりうる
トラブルに巻き込まれたときは
「稼げると言われて登録料を払ったのに稼げない」「個人情報を悪用された」などのトラブルは、 最寄りの消費生活センターに相談できます。 全国共通の電話番号「188(いやや!)」にかけると、お住まいの地域の窓口に案内されます。 おかしいと感じたら、一人で抱え込まず早めに相談しましょう。