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住宅ローン・持ち家2026.06.12 公開

リースバックの仕組みと「売却価格」「家賃」の落とし穴【シリーズ①】

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「自宅に住み続けたまま、まとまったお金が手に入ります」—— テレビCMやチラシでよく見かけるリースバック。 老後資金や住宅ローンの返済に困ったときの解決策として勧められますが、 仕組みをよく理解しないまま契約して「こんなはずではなかった」と後悔する人も少なくありません。 全3回のシリーズで、リースバックの仕組みと見落とされがちな「落とし穴」を中立的に整理します。 第1回では、まず仕組みと、売却価格・家賃に関する落とし穴を見ていきます。

リースバックとは?まず仕組みを理解する

リースバックとは、自宅を不動産会社などに売却し、その後は家賃を払ってそのまま住み続ける仕組みです。 「売る」と「借りる」を同時に行うイメージです。

  • 自宅を売るので、まとまった現金が一度に手に入る
  • 引っ越しをせずに、これまでどおり同じ家に住み続けられる
  • 所有者ではなくなるので、固定資産税やマンションの修繕積立金などの負担がなくなる

ここだけ聞くと良いことばかりに見えますが、「売却」と「賃貸」それぞれに注意点があり、 その両方が重なるのがリースバックの難しいところです。 リースバック自体が悪い制度というわけではなく、合う人・合わない人がはっきり分かれる仕組みだということを知っておきましょう。

落とし穴①|売却価格が相場より安くなりやすい

リースバックの売却価格は、通常の市場で売る場合よりも安くなるのが一般的です。 買い取る会社は「その後あなたに貸し続ける」という前提で買うため、 市場価格の6〜8割程度になることも珍しくありません。 「すぐに現金化できる」手軽さの裏で、本来得られたはずの売却益を取り逃がしている可能性があります。

落とし穴②|家賃が割高になりやすい

住み続けるために払う家賃は、買い取った会社が投資額を回収できるように設定されるため、近隣の同じような物件の家賃より高くなることがよくあります。 受け取った売却代金を家賃として少しずつ払い続けると、 数年〜十数年で「売って得たお金を、家賃でほぼ払い終えてしまう」というケースもあります。

注意

「売却価格が安め」かつ「家賃が割高」の両方が重なると、 トータルで見たときに大きく損をしてしまうことがあります。 目の前のまとまった現金だけで判断せず、 「何年住むと、受け取った金額を家賃で払い終えてしまうのか」を必ず計算してみてください。

この記事はシリーズ全3回の第1回です

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この記事を書いた人

みのり

元銀行員・FP3級。住宅ローンや高齢者向け金融商品の相談窓口での経験をもとに、 家賃・住宅・相続・保険など「お金のトラブル」をわかりやすく解説しています。

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