猛暑が続き、熱中症対策としてエアコンの使用が欠かせない今、「ネット広告で見つけた即日対応の業者に修理を頼んだら、直っていなかった」というトラブルが急増しています。 国民生活センターへの相談件数は2021年度と比べて2025年度は2倍以上に増えました。 なぜこうしたトラブルが起きるのか、依頼前・作業時に何を確認すればよいのかを整理しました。
相談件数は右肩上がり
国民生活センターが公表したデータによると、エアコン修理に関する相談件数(PIO-NET登録分)は、 2021年度451件→2022年度593件→2023年度871件→2024年度975件→2025年度1,251件と、5年間で3倍近くに増加しています。
よくある相談内容
- ネットで検索した業者に修理を依頼したが直らず、買い替えを勧められた
- 修理業者が動作確認をしないまま帰ってしまった
- 再修理を依頼したいのに、業者と連絡が取れなくなった
- 修理内容や見積もり額の説明がないまま作業が始まってしまった
トラブルが起きる背景
エアコンの故障は「今すぐ何とかしたい」緊急性の高いトラブルです。 暑さの中で一刻も早く直したい一心で、インターネット広告に出てきた業者の情報だけを頼りに、 比較検討する余裕なく依頼してしまいがちです。 こうした心理につけ込むように、故障の原因を確認しないまま作業を行い、動作確認をせずに帰ってしまう、広告の記載価格や見積もりより高額な費用を請求するといった業者が一部に存在します。
「安い」を強調する広告ほど、作業前の説明を確認する
低価格を強調する広告は最低限の作業だけの料金であることが多く、 実際の故障内容によっては追加料金が発生するのが通常です。 「安いはずなのに高額請求された」というトラブルを避けるには、 作業前に故障原因・修理内容・修理費用の説明を必ず受けることが欠かせません。
依頼前・依頼時にできる備え
- 本格的な猛暑シーズンの前に試運転をして、故障の有無を早めに確認しておく (繁忙期を避けられれば、業者を探す余裕も生まれる)
- 低価格を強調する広告を鵜呑みにせず、作業前に故障原因・修理内容・修理費用をしっかり確認する
- 修理業者が帰る前に、エアコンが直ったことを一緒に確認する
- 請求額や作業内容に納得できない場合は、その場で支払わず説明を求める
- 急な故障に備えて、地域の電気工事店など、日頃から信頼できる修理業者を探しておく
まとめ|「即日対応」の裏にある落とし穴
- エアコン修理のトラブル相談は5年で3倍近くに急増している
- 「安い」「即日対応」を強調する広告ほど、作業前の説明確認が重要
- 修理後は業者と一緒に動作確認をしてから帰ってもらう
- 本格的な猛暑の前に試運転で早期発見しておくと、慌てず業者を選べる
- 日頃から信頼できる修理業者の連絡先を控えておくと安心
修理トラブルに困ったら
エアコン修理のトラブルについては、国民生活センターの発表情報でも相談事例が紹介されています。 高額な請求や連絡が取れない業者とのトラブルに困ったときは、 最寄りの消費生活センター(局番なし「188」)に相談しましょう。